Google Ads API への移行

ここでは、Google Ads API への移行についてご案内します。
ご利用の glu での移行時期については、個別にご連絡いたします。

API を利用するために必要な情報

Google Ads API を利用するためには従来の「認証コード」に加えて「クライアント センター(MCC)アカウント」(以下、クライアント センター)の ID が必要です。 事前に、アタラ サポートチームへクライアント センターの ID をお知らせください。

マスタアカウントに認証コードを設定する方法はこちらをご覧ください。

スケジュールの変更点

・オプション「表示回数が0のデータを取得する。」
キャンペーン別・キーワード別などでご利用いただいていたオプション「表示回数が0のデータを取得する。」は、いずれの指標にも数値のないレコードを取得できなくなります。 広告グループアカウント構造・キーワードアカウント構造・広告アカウント構造では、AdWords API ご利用時と同様に取得できます。 詳細については、Google 広告 対応レポート をご参照ください。
ご不明な点がありましたら、アタラ サポートチームまでお問い合わせください。

・ターゲット地域別
glu では非対応のレポート種別となります。
ご要望がありましたら、アタラ サポートチームまでお知らせください。

Google Ads API で新しく対応されるレポート

以下のレポートデータを取得可能になります。
そのため、アカウント全体の数値が移行後に増加することがあります。
また、アプリ キャンペーンはキャンペーン別だけでなく広告別まで取得可能になります。
※ パフォーマンスの最大化(P-MAX) キャンペーンは、Google Ads API v9 以上で取得可能です。

キャンペーンタイプ
アプリ エンゲージメント キャンペーン MULTI_CHANNEL
アプリ事前登録キャンペーン MULTI_CHANNEL
パフォーマンスの最大化(P-MAX)キャンペーン PERFORMANCE_MAX
ホテル キャンペーン HOTEL
ローカル キャンペーン LOCAL

Google Ads API で未対応のキャンペーンタイプ

AdWords API では、ファインド キャンペーンのキャンペーンタイプは「 DISCOVERY 」でしたが、Google Ads API では「 UNKNOWN 」となります。( 2021 年 11 月 現在)
追記:Google Ads API v10 より API 対応したため「 DISCOVERY 」となります。( 2022 年 5 月 現在)

AdWords API(旧 API ) Google Ads API v9 Google Ads API v10
ファインド キャンペーン DISCOVERY UNKNOWN DISCOVERY

※ レポートタグの変更についてはこちらをご覧ください。

タイプ名の変更点

・ API で取得するキャンペーンタイプ、サブタイプ、広告タイプ
タイプ名に含まれる半角スペースがアンダースコアに変わります。以下に一例を挙げます。

(例)

AdWords API(旧 API ) Google Ads API(新 API )
キャンペーンタイプ MULTI CHANNEL MULTI_CHANNEL
広告タイプ Responsive display ad RESPONSIVE_DISPLAY_AD

※ レポートタグの変更についてはこちらをご覧ください。

・アプリ キャンペーンのサブタイプ
以下のようにタイプ名が変わります。

AdWords API(旧 API ) Google Ads API(新 API )
アプリ キャンペーン UNIVERSAL APP CAMPAIGN APP_CAMPAIGN

※ レポートタグの変更についてはこちらをご覧ください。

レポート内容の変更点

・キーワード別レポート
Google Ads API では、glu が「キーワード別」で取得するデータは、検索キャンペーンのキーワード別レポートのみになります。キーワードを利用していない配信方法のデータは含みません。
AdWords API では「キーワード別」に含まれていた、検索ネットワークへ配信しているショッピング キャンペーン・動的検索広告の数値も含まれなくなります。ご了承ください。

・地域別レポート
初期設定では都道府県別でレポートを取得します。市区町村別のレポートが必要な場合は、アタラ サポートチームまでお問い合わせください。

※ 市区町村別のレポートを取得した際、レポートの視点を「地域別」以外(「地域大区分別」など)にするとレポートの数値が Google 広告管理画面より少なくなることがあります。

・広告別レポート
ダイスの「画像名」に取得していた値を取得できなくなります。
Google 側が対応しましたら、glu でご利用いただけるように開発を開始いたします。

以下の属性の値を取得できなくなります。
 拡張動的検索広告:ダイスの「説明文1」
 電話専用広告:ダイスの「広告名」「説明文1」「説明文2」
 動的な HTML5 広告:ダイスの「広告名」
glu の開発を進めています。開発が完了いたしましたら、リリースノートにてお知らせします。

※ ダイスの項目名はお客様によって異なる場合があります。

・オーディエンス別レポート
Google 広告管理画面上で「0個の広告グループ」となっているデータを取得できません。

・検索クエリ別レポート
AdWords API では検索クエリ別に含まれていた動的検索広告の数値が含まれなくなります。ご了承ください。

・すべてのレポート種別
「分割:すべてのネットワーク」のネットワークに「検索パートナー」を追加しています。

レポートタグの変更点

既存のレポートタグに変更が必要な場合があります。ご不明な点がありましたら、アタラ サポートチームへご連絡ください。

・ファインド キャンペーンのキャンペーンタイプが「 UNKNOWN 」になることへの対応

MEDI_FILTER / POST_FILTER でキャンペーンタイプ( DISCOVERY )による絞り込みを行っている場合は変更が必要です。
追記:Google Ads API v10 より「 DISCOVERY 」となります。キャンペーンタイプ( DISCOVERY )での絞り込みもご利用可能になります。( 2022 年 5 月 現在)

変更前
CP.campaign_type = 'DISCOVERY'
CP.campaign_type IN ('DISCOVERY')
CP.campaign_type IN ('DISPLAY','DISCOVERY')
CP.campaign_type IN ('DISPLAY','VIDEO','DISCOVERY')

変更後
例 1 :キャンペーン名で絞り込む方法へ変更
CP.name LIKE '%ファインド%'
CP.name LIKE '%ファインド%' OR CP.name LIKE '%ディスカバリー%'

※ 「ファインド」にあたる部分はお客様側の名前付けルールに合わせて適宜変更してください。

例 2 :IN でなく、NOT IN を使用した絞り込み方法へ変更
CP.campaign_type NOT IN ('SEARCH')
CP.campaign_type NOT IN ('SEARCH','SHOPPING')

※ 除外したいキャンペーンタイプを適宜入力してください

・タイプ名がアンダースコアになることへの変更

スペースを含んだ文字列で絞り込みを行っている場合、アンダースコアへ変更する必要があります。
以下は広告タイプ「 Image ad 」で絞り込みを行っている場合の例です。

変更前
MEDI_FILTER=report_medi_filter_custom:"AD.ad_type = 'Image ad'"

変更後
MEDI_FILTER=report_medi_filter_custom:"AD.ad_type = 'IMAGE_AD'"
※ glu 側の処理時に大文字・小文字は区別しないためスペースをアンダースコアに変換しただけの「Image_ad」でも「IMAGE_AD」と同様に動きます。

・アプリ キャンペーンが変わることへの変更

変更前
MEDI_FILTER=report_medi_filter_custom:"CP.sub_type IN ('Universal App Campaign')"

変更後
MEDI_FILTER=report_medi_filter_custom:"CP.sub_type IN ('APP_CAMPAIGN')"